■第1回「全国ペレット交流会」の開催(2/17)
〜木質バイオマス普及団体の現状と課題〜
http://www.pelletclub.jp/jp/info/06/20060217.html

木質ペレットについて、全国で80以上の団体が地域づくりや産業創出の核と
して普及活動を展開していることがわかっています。しかしながら、それらの
団体の多くは、時間や資金、人材の面で脆弱な体制を抱えているうえに、必要
な情報やノウハウの不足から、一部では継続的な活動が難しくなっています。

弊会は、その前身である旧ペレットクラブ準備会自体、平成13年5月に開催し
た「ペレット利用に関する連続ワークショップ(第1回)」において、ネット
ワーク型組織として発足した経緯があります。その旧準備会は、活動の総括と
して、平成16年3月に「第1回地域研究会交流会」を開催し、全国から集まった
10団体の代表者らと意見交換を行いました。その結果、ネットワーク不在のま
までは活動や運動の発展に限界があるため、相互を補完しつつ連携・協力し合
う全国的な取り組みが必要との意見で一致しました。しかし一方で、ネットワ
ーク化に向けては課題も多いことが指摘され、それらを克服するための取り組
みを引き続き行うことを確認しております。

ペレットクラブに移行してからは、「ペレットネットワーク」の形成に向けた
意見集約の場として、昨年12月に「第1回ペレットネットワーク準備会」を開催
しました。全国の7団体の代表者にお集まりいただき、現状認識を共有化し今後
の展開の方向について意見を交換しました。この場において、ネットワークに
対する考え方は各団体間で共通認識があるとは言い難い状況でしたので、個々
の問題点を整理し、進むべき方向について更に議論を深め、共通のゴールを目
指す必要があるという結論に達しました。

このたびの「全国ペレット交流会」は、昨年12月のペレットネットワーク準備
会の結論を受けて開催するものですが、全国の先進地の事例から課題を整理し、
普及団体としての目標やネットワークのあり方について自由に意見交換ができ
ればと考えております。各地域の団体の活動を充実させ、ペレットの普及を通
した魅力的な地域づくりを進めるためにも、ぜひ多くの皆様の参加をお願い申
し上げます。

なお、本会議への参加が、ネットワークへの参加を意味するものではありま
せんので念のため併せて申し添えます。

また、先日、事業者の皆様には自主統計調査の際に通知いたしましたが、ペ
レットの普及促進に向けた意見交換会を、全国ペレット交流会の終了後に開催
致しますので、京都商工会議所向かいのハートピア京都にお集まりください。
当日は新エネルギー・産業総合技術開発機構(NEDO)のご担当者様も参加され
る予定で、ペレット関連事業の抱える課題や今後のシステム構築のあり方など
について議論できればと考えております。事業者だけでなく、非営利団体や自
治体のご担当者様もお気軽にお越しください。詳しくは事務局にお問合せくだ
さい。

日時 2006年2月17日(金)13:00-17:00(ただし意見交換会は17:30-19:30)
場所 京都商工会議所2階 第1〜4教室 京都市中京区烏丸通夷川上ル
内容 13:00-13:10 開会挨拶(12:45-13:00 受付)
13:10-14:50 事例報告「全国各地の活動の現状と課題」
①小島康夫氏 北海道大学(北海道)
細田孝高氏 岩手・木質バイオマス研究会(岩手)
③竹垣英信氏 森のライフスタイル研究所(長野)
④八谷恭介氏 森のバイオマス研究会(広島)
15:00-16:00 質疑応答・討論(14:50-15:00 休憩)
16:00-17:00 まとめ
17:30-19:30 意見交換会(ハートピア京都・京都府立総合社会福祉会館)
20:00-21:00 懇親会
対象 木質バイオマス普及に関係する団体、自治体、事業者、個人
定員 70名(無料)

◇申込 申込用紙をダウンロードのうえファックスしてください。
http://www.pelletclub.jp/jp/info/06/20060217.pdf

◇備考 交流会の目的の一つは、全国各地の普及活動の現状を参加者で共有す
ることです。限られた時間のなかで相互理解を深めるために、「普及
団体の概要」調査票を用意しました。活動を充実させるための基礎資
料として活用させていただきますので、ご協力ください(情報公開の
可否については別途相談させていただきます)。
http://www.pelletclub.jp/jp/info/06/20060217_2.pdf